メンター制度開始時のメンタリングは、ペアの関係づくりや話しやすさを促進するために、重要な時期となります。ペアの中には、メンタリングがオープンな会話にならなかったり、表面的な会話で終始してしまったりするペアも出てきます。
メンタリングを開始してから、3回目を経過したころに、メンタリング・フォロー研修を実施すると、メンタリング初期の課題や問題点を解消するのに効果的です。
そこで今号では、メンタリング・フォロー研修の4つポイントについてご案内します。
《メンタリング・フォロー研修の4つのポイント》
1.メンタリングに対する理解を再確認する場とする
・ペアの中には、メンタリングについて「こんな感じかな」と自分なりに理解してしまうことがあります。
・複数のペアでメンタリングをふりかえり、他のペアのメンタリングの様子を確認する機会とします。
・他のパートナーとメンタリングをして、これまでと違う雰囲気のメンタリングを肌で知ると効果的です。
2.メンタリングペアの信頼関係をさらに深める
・定期的にメンタリングを行っているからといって、ペアの関係性が深まっているとは限りません。
・表面的な話しやすさだけのメンタリングに留まっている場合も多いものです。
・互いの価値観や内面を知り合うテーマにした話合いを実施し、ペアの信頼関係を深めます。
3.担当者のメンタリングペアの様子を確認する機会とする
・研修中のメンターとメンティーの様子からペアの様子を確認するよい機会です。
・研修終了後においても二人がよそよそしく見えるときは、それぞれにヒアリングを試みることも大切です。
4.今後のメンタリングへの動機づけ(制度期間を折り返した頃の実施の場合)
・中盤以降は、メンタリングにマンネリを感じる始める時期でもあります。
・アンケートなどで、どのようなテーマでメンタリングしたいかを調査し、それを研修で取り上げます。
・キャリアをテーマにした話合いの場を設け、今後のメンタリングのテーマの一つとします。
以上、ご参考にしてください。ご不明がありましたら、お気軽に相談窓口にお問合せください。
メンター制度を導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてください。また、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。
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