メンターにとって、メンタリングから学べることは多いですが、メンターを経験することによって、それが「マネジメント」にも活かせるものです。
応用できるのは、「マネジメント」でも、主に「人に対するマネジメント」についてです。
そこで、今号では、メンターがメンタリング経験を通じて「人に対するマネジメント」に応用できるメンタリング・スキルについてご案内します。
メンタリングを進めていくと、メンター、メンティーが互いに「何でも話し合える関係(信頼関係)」が育まれ、様々なことを話し合えるようになります。ある意味、メンタリングの楽しさを実感できるような状態になります。
また、メンティーにとっては、ちょっとした相談事もしてくれるようになります。
そこで、メンタリングの場面で、メンターがマネジメントに応用できるスキルについてご案内します。
1.メンティーを前向きに認めていること
→ メンティーの話、特に気持ちの部分に焦点を当て聴く
2.メンティーの不安や相談事に丁寧に対応すること
→ 事柄を確認・質問をしながら理解し、その背景などの理解へも広げる
3.メンター自身も正直に自分自身を開示すること
→ 自分の体験談(特に失敗談)を話し、参考にしてもらう
4.メンティーを元気づけたり、ほめたりすること
→ 「いつも見ているよ」「いつでも相談してね」などの声掛けは効果的
上記のことを意識してメンタリングを続けることによって、上記のスキルが徐々に身についてくると思います。
是非、皆さんもご参考にしてみてください。
「いかにメンタリング当事者の信頼関係を作るか」を制度導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてください。また、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。
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