メンター制度を導入する際、メンターとメンティーのマッチング(組合せ)についてどう考えたらよいかという質問を受けることは多いです。
そこで、今号では、メンター制度におけるメンターとメンティーのマッチングの基本的な考え方をご案内します。
【マッチングについての基本的な考え方】
●メンター制度の目的に寄与する組合せを考えることが基本となります。
以下に代用的な目的で例示します。
【OJTの役割がある場合 】
メンティーと同じ部署の先輩や同じ業務を経験している人が望ましいです。
【新入社員の定着促進が目的の場合】
メンター自身が自分のことを素直に話せたり、
メンティーの話を親身になって聴いてあげられる人が望ましいです。
【女性活躍推進が目的の場合 】
・ライフイベントに関係するフォローに重きを置く場合
ライフイベントを経験した同性のメンターが望ましいでしょう。
・女性管理職登用が目的の場合
管理職を経験している女性メンターが望ましい部分もありますが、
男性管理職のメンターも、女性メンティーとの相互理解のためには効果的です。
最終的には、会社の個別の風土や制約、ねらいなどをよく精査して判断することになります。
その他のポイントも以下に簡単に解説します。
●メンターの選びの基本としては、理想を言えば、話しやすい雰囲気をつくれる人となります。
理想的な人選は難しいと考える組織もあると思いますので、
コミュニケーション研修と併せて考慮するといいでしょう。
●年代・性差・仕事の違いなど、カテゴリーの相違について
・上記のような環境の違いが、メンタリングをする際には、
お互いに、様々な気づきや学びに結び付きますので効果的と言えます。
・一般的には、同じカテゴリー同士の方が話しやすいと言えるでしょう。
ただ、話しやすさは、キャラクターや、上下関係の強さなど組織の文化により
大きく変わりますので、そのあたりを勘案してマッチングしてください。
以上、ご参考にしてください。ご不明がありましたら、お気軽に相談窓口にお問合せください。
メンター制度を導入する際には、日本メンター協会サイト内に導入事例がありますので、そこを参考にしてください。また、いつでも日本メンター協会のご相談窓口は開いております。
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